真鍮（ブラス）製ZIPPOにプリント
弊社におけるシルクスクリーンプリントの大半はコットンなどのアパレル製品への依頼が多いんですが、シルクスクリーンって色々プリントできちゃいまして、今回はZIPPOへのプリントのご紹介です。ZIPPOっていっても素材は色々あるんですが、今回は真鍮（ブラス）製になります。
ベトナムジッポのデザインモチーフで、〈FACTORY STORE〉から販売しています。
mod one / MOD-01-23 VIETNAM ZIPPO
ベトナム戦争時の兵士がそれぞれの思いを自ら彫った通称「ベトナムジッポ」を元にしたグラフィック。裏表ともにシルクプリントすることで出る凹凸が、見る角度によっては彫ったようにも見える仕上がりに。また、あえて当時モノような使い古したサビ感を表現するために、MADEINUSAの真鍮製のジッポを1点1点手作業でヴィンテージ加工しました。
インクの艶感（テカリ）があたかも彫ったような具合にも見えるグッドプリント。シルクスクリーンの良さで他にはないインクの厚みが挙げれるんですが、なかなかそれが活きた仕上がりになっています。プクリと厚みがあるが故に艶感と相まって逆に削ったように見えるんですね。
こういうものにはレーザー加工が一般的かなーと思うのですが、落とし込めるデザインや選べるカラーが割と限定的になってしまいます。シルクプリントであれば色やサイズなんかはわりと自由自在に作れちゃいます。細かい線や点もアパレル同様、対応可能です。POP UPで見てもらったお客さんは「え、これプリントなんですね」って驚かれていました。触れた時の凹凸も実物ヴィンテージさながらです。
「TIME FLIES… WHEN YOU’RE HAVING FUN」
浮き上がった文字の立体感。
これは僕の私物で、かれこれ半年以上ヘビーユーズかつ荒い使い方をしているのですが、プリント自体に剥がれや欠けは一切なく、かなりの密着・堅牢性があります。もはやプリントを指先で取ろうとしても逆にとれません。ただ、表面で密着している形になるので、思いっきり硬いものでぶつければ剥がれますが、プリントものは全てそうなるので悪しからず！
こちらは真鍮製になりますが、その他基本的な金属へのプリントは可能です。鉄・ステンレスなどなど。看板や作品へグラフィックやロゴを落とし込めちゃいます。基本的にこういった特殊素材へのプリントは要サンプル生産をお願いしています。必要であればサンプル品で堅牢度を依頼者様自身でテストしていただき、問題なければ本生産・量産 の流れになるかと思います。
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