足跡!アート研究所 【#16 リフレクターインクの掛け合わせと、その性質】

ミナサマコンニチワ。
お久しぶりです。お盆休みも終わってもう今年も後半戦に入ったところで、すごく久々に書くブログはどんな感じで書いてたかも忘れちゃいました(笑)。なんで、とりあえずここからは作りたいモノ作ってみたりしながら、のんびりレポートしていこうと思います。
そんなこんなで、まだまだ灼熱の夏日が続いているので、今回もTシャツを作ってみました。
これまでの連載でも、僕が好んでよく使っている特殊インク。通常のラバーインクと性質の異なる特殊インクには、プリントの条件によって、そのインクの持つ効果を上手く発揮できる場合とできないの場合があるんです。、今回は僕なりに模索してみたやり方で用意したグラフィックで、リフレクターインクとの掛け合わせプリントをやってみました。

ひとまず試しながら普通に刷ってみよう。


こんな感じでベースになる2色は、普段通りの油性ラバーインクでのプリントを先ずは刷って、このピンクの上に重なる模様となるレイヤーを特殊インクのリフレクターで刷っていきます。
油性ラバープリントは生地の上に「のる」イメージ。生地の繊維を残した状態にできるプリントにするとリフレクターの効果は変わるのか。次は下地になるプリントを生地の中に入り込む染み込みインクに変えて、同じ工程をやってみました。

染み込みインクは隠蔽度がかなり弱い(透明度が高い)インクなので、同じ色で刷っても油性ラバーと比べると下地の影響をモロに喰らっちゃんです。が、生地の繊維面の上に「のらない」状態になるので、条件としては生地の繊維面に直接リフレクターを印刷するのと変わらないはず・・。


染み込みインクの上にリフレクターをのせたものと、油性ラバーインクの上にリフレクターをのせたもので比較。
こう比較すると通常ラバーインクの方も反射してなくはないですが、粒状が強く出て、デザインの模様がハッキリとわからない程度にしか光ってないのがわかります。通常のラバーインクの上にリフレクターインクをオーバープリントをしても、下にあるラバーインクの影響で、人の目に帰ってくる(再帰する)はずの光が乱反射してしまい、リフレクターの効果が100%で発揮されないようでした。残念なプリントになってしまいます。
一方で、染み込みインクベースの方はハッキリとデザインの模様がおおよそ判別できるレベルで反射してくれました。
この比較でしっかりとできる組み合わせがわかったので、実際に2パターンの色違いでTシャツを作ってみました。


やっぱり特殊インクを使うとインパクトのある面白いモノができるので、プリント方法も色々探ってみると面白い発見があったりするので好きです。1枚で2パターン見どころがあったりするので、着ていても少し他とは少し違った特別感が得られるのも、僕的には面白く作れたんじゃないかな〜と思えるポイントです。
これもまた販売したりするかもしれないので、僕のインスタグラムとかもチェックしてみてください。
ではまた次回👋
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