足跡!アート研究所 【#15 Carry home history of the wall】 | wanna studio

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足跡!アート研究所 【#15 Carry home history of the wall】






ミナサマコンニチハ!



ここ最近なかなか投稿できず、久しぶりのコラムになります。


外の季節もすっかりと変わり、桜も咲いて春の陽気が気持ちいいので自転車での出勤や外出するとき、春になってからは何でもないことが心地よかったり。


やっぱり一年を通してみても春が1番色んな服装で出掛けたりできるので、どんな服装で出掛けるのか考えるのも楽しくなりますよね。こんな気持ち良い季節は毎年短い期間だけですが。パーカーやスウェットをざっくり着て一枚で過ごせるような春が、もう少し伸びてくれたらいいのになぁっと、毎度ですが思ってしまいます。





そんな僕の春一発目コラムは、過去に展示もさせてもらっていたアーカイブの作品紹介をしていこうと思います。






早速ですが部分的に写真を載せていきます。↓










街中のボムをイメージして、外注したステッカーを貼りました。






嘘です。





壁にボムられたステッカーに見立てたプリントができないかと、光沢感のあるインクを使ってシルクスクリーンプリントで表現。刷る側の材質も相まって本当にステッカーがボムられたような仕様に仕上げることができました。


ヒビ割れに関してはプリント自体の劣化ではありますが、その劣化していく経過具合ですらリアルにできたのではないかと、満足いくプリントになりました。



他の場所に刷ったステッカー風のものはコチラ。










次に紹介する部位では、壁に貼られた広告の紙のようなものを表現したくて刷り方で思考錯誤したプリントです。








ここでは水のりなどで貼り付けられた紙っぽさを表現し、尚且つ時間の経過を目視して感じ取れるように、ステッカー風の部分とはインクの濃度と刷り方を変えてみたものに、プリントを実際に焦がしたり、破れを表現として入れてみたりしてリアルっぽいものに仕上げることができた好きな部位です。




最後は作品全体の写真になります。









他の場所も落書きっぽさのあるプリントを足してみたりして、出来上がったのがこちらの作品です。



この作品自体は色んな人が残していった爪痕、歴史のある壁を剥ぎ取ったようなものにしたく、考えていきながら出来上がったモノですが、時の経過と共にプリントの掠れやヒビ割れの劣化がリアルさをより保っていてくれてるようで、そういうところも観ていて飽きさせない仕様になったんじゃないかと満足いく作品になりました。



インクの違いや刷り方一つとっても最終的な表現を変えれるプリントは、対象の素材との掛け合わせで色んな変化を楽しめる可能性があるので、これからも様々な角度でできることを掘っていきたいと思います。




それではまた次回👋





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この記事の著者

MUU

1995年7月生まれ、生粋の夏男。wanna studio に刷り師として所属。絵描きとして様々な色を取り入れたポップなテイストを特徴としたアーティスト活動を行っている。

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